寒くなると肩こり、腰痛が悪化した経験がある方は多いと思います。
今回はその理由について解説していきます。
・寒くなると体で何が起こる？
まず初めに寒さとはストレスです。
寒いとは生命の危機です。体を温めなくてはなりません。
その時に体ではこのようなメカニズムが働きます。
①寒くなると体の熱が失われます。
体温低下、代謝低下が起こります。
②熱を逃がさないように自律神経である交感神経が活発になります。
交感神経とは活発に活動するときに働く神経で、血管収縮が起こり放熱を抑えます。
筋肉も収縮し熱を発生させます。
自律神経の詳しい話はこちら↓
大事な自律神経について
③体の表面積を小さくしようと体を縮こめます。
それでも温まらない場合は、筋肉が震え熱を発生させます。
ちなみに寒いと毛を立てる筋肉である立毛筋という筋肉が収縮し、
毛が逆立ちゾクゾクとした感覚になります。
これは、体毛が濃い時の名残で、毛を逆立たせることで放熱を防いでいるそうです。
・寒いと肩こり、腰痛が起こる理由
寒い時に起こる体の変化については理解できたと思います。
寒いと、血管の収縮、筋肉の収縮が起こり、筋肉の中を通っている痛みを感じる神経が刺激され
痛みやコリを感じます。古傷などの痛みが起こるのも同様です。
このような体の状態での雪かきは怪我の元です。
詳しくはこちら↓
雪かきでの腰痛
以上のように、寒さはストレスで生命活動を脅かすものです。
そのストレスを軽減するために寒さ対策をする事が大事になります。
暖かい服装、お風呂に入る、体を温める食べ物、ストレッチ、筋肉をほぐす。
様々な対策をして冬を乗り切りましょう。
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